社労士内田の徒然日記

社会保険労務士の内田が日々の仕事やプライベートなど何でも書き込むブログです。

労働安全衛生法では、「事業者は労働者に対して、医師による健康診断を実施しなければならない。」と規定しています。(労働安全衛生規則 4347条)

なお、これに違反した事業者には、50万円以下の罰金が課せられることになっています。労働者にも受診義務の規定がありますが、罰則が無いため実効性がありません。

では、「忙しい」を理由に一般健康診断を受診しない労働者がいる場合、どうすれば良いでしょうか。

会社側には「安全配慮義務」という労働者の生命、身体の安全、健康に配慮する義務があります。

つまり、受診しないからといってそのまま放置し、労働災害が発生した場合には、会社側の責任になる可能性があります。

対処法として

就業規則に受診義務と、受診しなかった場合の懲戒処分を明記する

・受診しなかった労働者のスケジュールを再調整し、受診するよう指導し、それを記録に残す(複数回)

健康診断で異常の所見が見つかった場合、再検査についても受診義務を明記する

・再検査を受診しない場合、労働者から労務の提供を拒否する旨を明記する

 再検査については、義務ではないため、懲戒までは必要ありません。

「安全配慮義務」を正しく履行していたかどうかの運用手順が重要視されますので、このくらいしておけば大丈夫でしょう。

労働者の家族に直接連絡し、受診を促し、その記録を残すという方法もあります。

以前、ローソンが健康診断を受診しない労働者の賞与を15%(直属の上司も10%)減額するというおもしろい制度を開始し、話題となりました。

個人的には、大変良い制度だと思いますが、懲戒ばかり厳しくするのではなく、受診しやすい環境作りがまずは重要になると思います。

就業規則の変更をお考えの際は、お気軽に当事務所までご相談ください。

(2014/04/07現在の法令による)

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事務机、書類棚、シュレッダー、テプラ、メリット印、事務所印等々やっと必要
なものが揃ってきました。

士業は初期投資がほとんど必要ないと言われる業種ですが、それでも書籍や
セミナーの参加費用など細かい出費は結構かかる。

ま、仕方ない事ですね。
使うところはしっかり使い、節約できるところはとことん節約する。
そんなお金の使い方を早く覚えなければなりません。

先日、若い税理士さんが開業祝いにと所長印をくれました。いつ使うのだろう・・・
所長

私は大学卒業後、随分と長い間、IT企業でサラリーマンをしていました。

サラリーマン時代、SE職という職種の特性上仕方ないということもあるでしょうが、職場内コミュニケーションの希薄さ、過重なノルマやタイトなスケジュール、エンジニアとしての責任感など、さまざまな要因が絡み合い、疲弊している労働者をたくさん見てきました。

元気で生産性が高い会社にするためには何が欠けているのか、どうすれば元気な会社になるのか。
特に重要と考える3点を社会保険労務士という専門家の立場で挙げてみます。


①コンプライアンス
労使間トラブルの多くに就業規則に明記されていなかったためや、法律を理解して無い事が原因で発生するものがあります。
法律ですので、知らなかったでは済みません。
労使間トラブルを未然に回避し、問題のある労働者にきちんと対応するためには、まずは社内のルール作りを徹底する事が必須となります。


②メンタルヘルス対策
サラリーマン時代から人間関係、過重労働のため疲弊しきった労働者を多く見てきました。
実は、私もそのひとりだったと思います。
メンタルヘルス対策という考え方は、既に疲弊した労働者をそこから助け出すという意味合いが強く、非生産的な活動という認識だったと思います。
しかし、昨今メンタルヘルス対策を積極的に実施している会社で、仕事の質がよくなり生産性も高まり、売り上げが向上したという具体例をいくつも聞きます。
つまり、メンタルヘルス対策は会社の利益になるということです。
必要に迫られてではなく、今後は「攻め」のメンタルヘルス対策が重要となります。


③キャリアコンサル
年功序列制度が崩壊した現在、キャリアパス制度をはじめとする、キャリア形成の制度を充実させることが重要になってきました。
どんな仕事をどれくらいの期間担当し、どの程度の習熟レベルに達すれば、どういうポストに就けるのかキャリアアップの道筋や基準・条件を明確化した人材育成制度、言ってみれば「働き甲斐」の構築です。
それに伴う賃金体系の構築も検討が必要です。
 
この3つのどれが欠けても会社の発展は無いと考えています。
「①ルールを守り②生き生きと③働き甲斐のある 会社作り」です。
全てでも、どれかひとつからでも、是非、オフィス内田までご相談ください。



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4月1日より社会保険労務士「オフィス内田」を開業する事ができました。

花を頂いたり、前職の同期からは卓上のネームプレートを頂きました。
幼馴染からは何故かカニが届きました(笑)

本当にありがたい話です。

前途多難だとは思いますが、事業主、従業員のみなさんのために
持てる力を全て発揮し、「元気な会社作り」のお手伝いをさせていただきたいと思います。

家の近所の桜はちょうど満開になり、清々しい春の風が吹いています。
今年は花見どころではありませんが、少しだけ立ち止まって季節を感じられたらと思います。


桜

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