私は大学卒業後、随分と長い間、IT企業でサラリーマンをしていました。

サラリーマン時代、SE職という職種の特性上仕方ないということもあるでしょうが、職場内コミュニケーションの希薄さ、過重なノルマやタイトなスケジュール、エンジニアとしての責任感など、さまざまな要因が絡み合い、疲弊している労働者をたくさん見てきました。

元気で生産性が高い会社にするためには何が欠けているのか、どうすれば元気な会社になるのか。
特に重要と考える3点を社会保険労務士という専門家の立場で挙げてみます。


①コンプライアンス
労使間トラブルの多くに就業規則に明記されていなかったためや、法律を理解して無い事が原因で発生するものがあります。
法律ですので、知らなかったでは済みません。
労使間トラブルを未然に回避し、問題のある労働者にきちんと対応するためには、まずは社内のルール作りを徹底する事が必須となります。


②メンタルヘルス対策
サラリーマン時代から人間関係、過重労働のため疲弊しきった労働者を多く見てきました。
実は、私もそのひとりだったと思います。
メンタルヘルス対策という考え方は、既に疲弊した労働者をそこから助け出すという意味合いが強く、非生産的な活動という認識だったと思います。
しかし、昨今メンタルヘルス対策を積極的に実施している会社で、仕事の質がよくなり生産性も高まり、売り上げが向上したという具体例をいくつも聞きます。
つまり、メンタルヘルス対策は会社の利益になるということです。
必要に迫られてではなく、今後は「攻め」のメンタルヘルス対策が重要となります。


③キャリアコンサル
年功序列制度が崩壊した現在、キャリアパス制度をはじめとする、キャリア形成の制度を充実させることが重要になってきました。
どんな仕事をどれくらいの期間担当し、どの程度の習熟レベルに達すれば、どういうポストに就けるのかキャリアアップの道筋や基準・条件を明確化した人材育成制度、言ってみれば「働き甲斐」の構築です。
それに伴う賃金体系の構築も検討が必要です。
 
この3つのどれが欠けても会社の発展は無いと考えています。
「①ルールを守り②生き生きと③働き甲斐のある 会社作り」です。
全てでも、どれかひとつからでも、是非、オフィス内田までご相談ください。



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4月1日より社会保険労務士「オフィス内田」を開業する事ができました。

花を頂いたり、前職の同期からは卓上のネームプレートを頂きました。
幼馴染からは何故かカニが届きました(笑)

本当にありがたい話です。

前途多難だとは思いますが、事業主、従業員のみなさんのために
持てる力を全て発揮し、「元気な会社作り」のお手伝いをさせていただきたいと思います。

家の近所の桜はちょうど満開になり、清々しい春の風が吹いています。
今年は花見どころではありませんが、少しだけ立ち止まって季節を感じられたらと思います。


桜